コラーゲン摂取は効果は本当にある?
お肌の弾力と保水力を保つために必要なコラーゲン。
インターネットを見ると、食べ物から摂っても効果がないとか、化粧品に含まれている成分は浸透しないとか、さまざまな情報が飛び交っていますね。
こんな言い方をしてしまうと、みなさんがさらに迷ってしまうと思いますが、科学的にはまだはっきりしたことが分かっていないというのが実状なんです。
ただし、有名な化粧品メーカーなどでもしっかりと実証実験で結果を出していて、実際にコラーゲン配合コスメを使ったところ、一定数の人に効果があったと報告されています。
その効果とは、しわの本数が減った、血液中のコラーゲンが増えたという具体的な内容なので、信用しても問題ないでしょう。
また、食べ物に関しても、コラーゲンを摂取した人のキメが細かくなったとか、お肌のコラーゲン密度がアップしたという結果が出ています。
ですから、ここでは食べるコラーゲンには効果があるという前提で、お話しを進めてゆきますね!
コラーゲンはからだで分解される?
コラーゲンはたんぱく質の一種で、体内に取り込まれると、さまざまなアミノ酸やペプチドなどに分解されます。
分解されて作られたアミノ酸のうち、グリシンやプロリンは再合成されて、コラーゲンになると言われています。
でも、コラーゲンが含まれた食べ物やドリンクを飲むだけでは、効率的に再合成が行われず、お肌のハリなどにはつながりません。
では、どのようにコラーゲンを摂取すればよいのでしょうか?
1日に必要とされるコラーゲンの量は10グラムとされていますが、日本人女性の平均摂取量は1.9グラムなので、かなり不足した状態です。
これは、そもそもコラーゲンが含まれている食べ物を摂っていないということもありますが、コラーゲンがもつ分子の特徴にも問題があると言われているんです。
コラーゲンはとても大きい分子で構成されているので、からだに吸収されにくくなっています。
しかも、吸収されたコラーゲンは関節から使われて、お肌に届くのは後になるのです。
こうしたポイントを踏まえて、今から覚えておきたい効率的なコラーゲンの摂り方を挙げてゆきます!
低分子のコラーゲンを摂取する
分子が小さいコラーゲンであれば、体内で吸収されやすくなります。
食べ物だったら分子を小さくするのは無理ですが、美容ドリンクは分子がかなり小さくなって販売されていますので、お肌にコラーゲンが素早く届くことが期待できます。
アイテムを選ぶときは、なるべく分子量が小さく、動物性ではなく、魚由来のものを選びましょう。
その理由はこの後で。
魚由来のコラーゲンを摂る
鶏肉の手羽先、牛すじといった肉系のコラーゲンよりも、フカヒレやうなぎ、鮭の皮など、魚系のコラーゲンのほうが吸収力は高いと言われています。
魚中心の食生活のほうが、肌荒れが防げるメリットもありますね!
毎日高級なフカヒレを食べるのは無理ですが、皮つきの魚を積極的に食べるようにすれば、お肌の状態が変わってくると思いますよ。
ビタミンCを多めに摂る
分解されたコラーゲンが再合成されるために必要なのは、ビタミンCです。
せっかくコラーゲンをたくさん摂っても、ビタミンCが不足していたら、アミノ酸の状態で細胞に利用されてしまいます。
レモンやアセロラ、小松菜やブロッコリーなど、果物や野菜を積極的に食べましょう!
ビタミンB2、B6、Eを摂る
新しいコラーゲンが古いコラーゲンと入れ替わるためには、細胞の新陳代謝が活発であることが重要です。
それをサポートしてくれるのが、ビタミンB2やB6、ビタミンEです。
ビタミンEには、抗酸化作用もありますから、コラーゲンを老化させる活性酸素も取り除いてくれます。
まとめ
このように、コラーゲンだけでなく、栄養バランスを考えて食事を摂ることで、お肌の状態はグンとアップすると思いますよ!